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HRT(ホルモン補充療法)の危険性、更年期治療
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HRT(ホルモン補充療法)の危険性

HRT(ホルモン補充療法)の危険性 と更年期症状の自然療法

閉経後の女性の健康における
エストロゲン+プロゲスチンのホルモン補充療法の危険性とその利点

ウーマンズ・ヘルス・イニシアチブ・インベスティゲイション執筆グループ
米国医師会誌2002年7月17日;JAMA.2002;288;321-333

ウーマンズ・ヘルス・イニシアチブ無作為化比較試験による主な結果

 

過去数十年の観察資料蓄積にもかかわらず、閉経後の健康な女性へのホルモン補充療法適用における危険と利点のバランスが定かではなかった背景を考慮し、米国内で最も一般的なホルモン調合 でのホルモン補充療法が健康に与える主な利点と危険を評価することとなりました。

アメリカ全土の臨床センター40軒を通じ、1993〜1998年に子宮が無傷であることを条件に集められた50〜79歳の閉経後の女性16608人を対象 として、ウーマンズ・ヘルス・イニシアチブのエストロゲン+プロゲスチン構成要素、無作為化比較第一次予防試験(予定期間8.5年)がホルモン補充療法の危険性の如何を調べるために行われました。

調査対象の女性には、1錠内または1プラセボ内に結合型エストロゲン (CEE; Conjugated Equine Estrogens) 0.625mg/d および酢酸メドロキシプロゲステロン (MPA; Medroxyprogesterone Acetate、合成黄体ホルモン) 2.5mg/d の含まれたものが与えられました。

その結果、第一義的転帰は冠状動脈性心臓病(CHD)〈致命的ではない心筋梗塞、およびCHDによる死亡〉および第一義的有害転帰である浸潤性乳がんでした。
HRT(ホルモン補充療法)による危険および利点を要約した世界的指標には、前述の第一義的転帰2件以外に、脳卒中、肺塞栓症(PE)、子宮内膜がん、結腸直腸がん、股関節骨折、およびその他の原因による死亡が含まれています。

平均5.2年間のホルモン補充療法(HRT)調査後 、2002年5月31日、ホルモン補充療法データ及び安全性監視委員会は、浸潤性乳がんに関するテスト統計 の弊害による停止境界線および危険値が利点を上回ることを示す世界的指標統計値を越えたため、エストロゲンプロゲスチン対プラセボのホルモン補充試験を停止するよう勧告しました。したがって、当報告書は、2002年4月30日までの主要臨床転帰のデータとなっています。


ホルモン補充療法推定危険度(HR)〔公称95%信頼区間(CI)〕は以下の通りでした。:冠状動脈性心臓病(CHD)1.29〔1.02〜1.63〕−286件−;乳がん1.26〔1.00〜1.59〕−290件−;脳卒中1.41〔1.07〜1.85〕−212件−;肺塞栓症(PE)2.13〔1.39〜3.25〕−101件−;結腸直腸がん0.63〔0.43〜0.92〕−112件−;子宮内膜がん0.83〔0.47〜1.47〕−47件−;股関節骨折0.66〔0.45〜0.98〕−106件−;その他の原因による死亡0.92〔0.74〜1.14〕−331件−
また、複合転帰の対応危険度(HR)〔公称95%信頼区間(CI)〕は、心臓血管疾患(動脈疾患および静脈疾患)全体で1.22〔1.09〜1.36〕、がん全体で1.03〔0.90〜1.17〕、骨折全体で0.76〔0.69〜0.85〕、死亡全体で0.98〔0.82〜1.18〕、そして総合的指標は1.15〔1.03〜1.28〕でした。

エストロゲンプロゲスチン(ホルモン補充療法−HRT)に起因する絶対的超過リスクは、それぞれ10,000人に付き以下の通りでした。エストロゲン+プロゲスチンを適用してない場合に対し、冠状動脈性心臓病(CHD)が7件、脳卒中が8件、肺塞栓症(PE)が8件、浸潤性乳がんが8件余分に発生しています。

一方、絶対的リスクの減少はそれぞれ10,000人に付き、エストロゲンプロゲスチンのホルモン補充療法を適用してない場合に対して、結腸直腸がんで6件、股関節骨折で5件、少なくなっていました。世界的指標に含まれる事項全体の絶対的超過リスクは、10,000人に対して19件でした。

全体的に見ても、閉経後の健康なアメリカ人女性に与えた、平均5.2年間のエストロゲン+プロゲスチン使用(ホルモン補充療法)は、危険性の方が利点を超えていました。因みに死亡率は、当試験中に左右されることはありませんでした。当試験による危険と利点の概略は、慢性疾患の第一次予防のための診療要請との一貫性はありません。また当結果は、冠状動脈性心臓病(CHD)の第一次予防のためにも、このHRT投薬計画を開始または継続すべきではないことを示しています。

Writing Group for the Women’s Health Initiative Investigators: Jacques E. Rossouw, MBChB, MD, National Heart, Lung and Blood Institute, Bethesda, Md; Garnet L. Anderson, PhD, Fred Hutchinson Cancer Research Centre, Seattle, Wash; Marcia L. Stefanick, PhD, Stanford University Clinical Centre, Stanford, Calif; Rebecca D. Jackson, MD, Ohio State University Clinical Centre, Columbus; Shirley A.A. Beresford, PhD, Fred Hutchinson Cancer Research Centre, Seattle, Wash; Barbara V. Howard, PhD, MedStar Research Institute, Washington, DC; Karen C. Johnson, MD, MPH, University of Tennessee, Memphis; Jane Morley Kotchen, MD, Medical College of Wisconsin, Milwaukee; Judith Ockene, PhD, University of Massachusetts Medical School, Worcester.

 
 

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