|
洗面・バス用品・化粧品に含まれている発ガン物質
CAPによる徹底的市場調査と無作為に選ばれた120もの化粧品、パーソナルケア製品および洗面・バス用品のブランド商品分析の結果、その全ての商品に少なくとも下記のうちの一つ、もしくは二つ以上が含まれている事が分かりました:
- 人体にとっての発癌物質(ヒト発癌性物質)として知られている成分;
- 発癌性副産物に汚染されている可能性のある物質; -
保管中または使用中に他の化学物質と反応し、強力な発癌物質を結成しうる物質;
-
ヒト発癌性物質である疑いのある、または動物実験においてガンを引き起こすと思われている化学物質
調査の結果、少なくとも60種類のよく知られた発癌物質または其の疑いのある物質が、一般的に化粧品に使われてる事が分かりました
。調査に使われた120商品の成分申告を調べたところ、少なくともその50種類が含まれてると思われます。
衝撃的なのは、国際ブランド商品、よく目にする日用品ブランド製品や人気通販ブランド商品を含む、調査対象となった31種類の化粧品(アイシャドウ、アイブロウ・ペンシル、アイライナー、マスカラ、ファンデーション、マニキュア、メイク落とし、化粧水、コンパクト、オシロイなど)、パーソナルケア製品(整髪用ジェル、ヘアスプレー、香水、発汗抑制剤、デオドラント、日焼け止め剤など)、日用品(歯磨き粉、マウスウォッシュ、石鹸、シャワー用ジェル、シャンプー、リンスなど)全てが発癌性である可能性があるということです。
ヒト発癌性物質
上記調査対象となった商品に含まれていた発ガン性(および発癌性である可能性のある)化学物質は、鉱物油
、コールタール成分(フェニレンジアミン
、人工着色料、サッカリンなど)、ベンゼン誘導体(商品には"香料"とだけ明記されている)及びタルクでした。アスベスト繊維を含んでいる日光処理および軽く処理された鉱物油、コールタール、ベンゼンおよびタルクは、「人体にとっての発ガン物質である成分」として発ガン物質第一グループに分類された、世界保健機関付属組織、国際がん研究機関(IARC)認定70種類の化学物質中の4つにあたります。
-
「鉱物油」を含む商品数;23 −
ベビーローション、フェイスクリーム、アイシャドウ、ヘアケア商品など。(これには鉱物油同様の有害な性質を多く持つため同様の注意が必要な「鉱物油ゼリー」とも言われるペトロラタムを含む5商品は含まれていません。)
-
「コールタール」を含む商品数;71 −
口紅、アイシャドウ、フェイスクリーム、香水など。 こ
の内66品には一種類あるいはそれ以上のよく知られた4種類の人工着色料が含まれていました。(食品医薬品化粧品用色素
青色1号;20商品、食品医薬品化粧品用色素
黄色5号;25商品、食品医薬品化粧品用色素
黄色6号;9商品、医薬品化粧品用色素
赤色33号;12商品)−食品医薬品化粧品用色素青色1号
は発ガン物質として知られ、商業用として出回っている医薬品化粧品用色素黄色5号、同黄色6号
及び医薬品化粧品用色素赤色33号
の不純物は、口から体内に取り入れた場合だけでなく、肌から摂取した場合にもガンを引き起こすことで知られています。(注記:当結果は上記4種の人工着色料が混入されているものに限り数えられており、他の人工着色料混入商品は数えられていません。)
-
「フェニレンジアミン
」を含む商品数;3 − 全て毛染め剤。
-
「サッカリン」を含む商品数;2 − 歯磨き粉。
サッカリンはコールタールから導出された化合物人工甘味料で、動物実験で膀胱がんを引き起こすことが証明されています。また、サッカリンには他の発ガン物質の発癌性を促進する働きもあります。
-
「香料」を含む商品:68
−
ベビーローション、バスクリーム、フェイスクリーム、洗顔料、デオドラント、シェービングクリーム、シャンプー、コンディショナーなど。
その名の暗示するところに反して、「香料」とは一つの成分を示しているわけではありません。化粧品に使用されている香料は、実に600以上もの原材料及び人工化学物質から成っています。米国下院科学技術委員会の1986年報告書によると香料に使用されている化学物質の95%がペトロラタムから導出された人工化合物であり、つまりは、その化合物中にはペトロラタム内に存在する事が確認されているベンゼン誘導体が含まれているものがある可能性があるといえます。発癌性香料化学物質は肌から吸収される事が考えられ、其の例えとして、1970年代に広く使用された香料acetylethyltetramethyltetralin (AETT)は、動物実験で容易に肌から吸収される事が証明された事があげられます。この化学物質は実験動物の内臓を青色に染めただけでなく、その脳組織および脊髄を破損しました。
-
「タルク」を含む商品数;12 − 化粧品に含まれるタルクは、使用時に肺に吸入される危険性のあるアスベスト繊維に汚染されている可能性があるため、発ガン物質として報道されています。タルク吸入および陰部へのタルク使用が卵巣がんを引き起こすという報告も上がっています。アスベストは発ガン物質として知られ、ガンを引き起こす物質を活発化させると言われています。
規定されている発ガン物質
上記以外にも34商品に以下の成分が含まれていました。;ホルムアルデヒド、2-ブロモ-2-ニトロプロペイン-1,
3-ディオル(BNPD/ブロノポール)、尿素、ディアゾリディニール尿素、イミダゾリジニル尿素、DMDMヒダントイン、クオタニウム-15
−
いずれもホルムアルデヒドを含む、またはホルムアルデヒドを放つ、若しくはホルムアルデヒドに化学変化するものです。ホルムアルデヒドは発ガン物質でも神経毒でもあり、米国労働安全衛生庁(OSHA)により発ガン物質として規定され、「人体にとって発ガン物質である可能性のある成分」として国際がん研究機関(IARC)の発ガン物質第2Aグループにあげられる57種の化学物質中の一つに数えられます。
変異原性および潜在的発ガン性化学物質
ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)およびSLSのアルコール型であるラウレス硫酸ナトリウム(SLES)を含む商品数;17
日本の研究によりますとSLSは変異原性であり、毒物学者によりますと突然変異を起こす可能性のある化学物質はいずれもガンの危険性を高める、とされています。SLSは単体としても充分有害ですが、化粧品に使われている化学品と反応して硝酸エステルを形成する可能性もあります。
|